現代の暮らしに寄り添う、新しい祈りのかたち。コンパクト仏壇「漆恵 -Urushie-」に込めた想い

この度、「家庭画報JOURNAL」にて、弊社の「漆恵 -Urushie-」をご紹介いただきました。全国の皆様との新しいご縁に、心より感謝申し上げます。

せわしない現代において、大切な方と静かに向き合う時間は、心の平穏に繋がります。しかし近年、お客様から「リフォームや住み替えで、大きな仏壇を置くスペースがない」「子供の代に大きな仏壇を遺すのは負担をかけてしまうのでは」というお悩みを、本当に多くお聞きするようになりました。

一方で、昨今のライフスタイルの変化に伴い、安価で簡易的な海外製の家具調仏壇が多く世に出回るようになりました。その影響で、日本の伝統である漆塗りや錺(かざり)金具、蒔絵、金箔など、様々な手仕事に生きる熟練職人の仕事が減り、伝統の継承が非常に厳しい状況に直面しております。「このままでは、何百年と紡がれてきた日本の美しい伝統技術が途絶えてしまう。後世にこの大切な技術を何とか残していきたい」――私たちは強い危機感を抱いておりました。

そのような強い想いと、弊社の240年の歴史の中で培ってきた確かな技術を、現代の暮らしに合わせて「A4サイズ」に凝縮させた持ち運び可能な新しいお仏壇が、この「漆恵」です。

A4判ほどのコンパクトな大きさでありながら、中を開けばガラス製の美しい仏具5種と、深く澄んだ音色を響かせる砂張(さはり)のおりんが静かに収まります。扉を閉じれば、まるで大切な宝物を守る「宝石箱」のような美しい佇まいで、リビングの棚や寝室など、現代のどんなインテリアにも美しく溶け込みます。

形は小さくなっても、大切な方を想う気持ちの深さは変わりません。熟練の職人が一点一点、本漆を塗り重ねてお届けする「漆恵」が、皆様の日々に豊かな祈りの時間をもたらすことを心より願っております。

漆恵 -Urushie- 制作風景
制作風景