
「ミニ仏壇がほしいけれど、値段の幅が大きくて相場が分からない」「同じ小さな仏壇でも、なぜ価格にこれだけ差が出るのか」。コンパクトな仏壇を検討するとき、多くの方が最初に戸惑うのが価格です。
ミニ仏壇は、数万円の量産品から数十万円の工芸品まで、価格帯が非常に広いカテゴリです。この記事では、本漆塗りのミニ仏壇「漆恵(うるしえ)」を例に、高級ミニ仏壇の価格が何によって決まるのかを、姫路で8代続く仏壇店がご説明します。
ミニ仏壇の価格帯はなぜこんなに広いのか
ミニ仏壇とひとくちに言っても、価格を左右する要素は大きく次の3つです。
- 素材 — プリント化粧板か、天然木・本漆か
- 仕上げ — 量産の塗装か、職人の手仕事による漆塗りか
- 仏具の内容 — 別売りか、はじめからセットに含まれるか
数万円台のミニ仏壇は化粧板と量産仏具が中心です。一方で、天然木に本漆を塗り、職人が一つひとつ仕上げる仏壇は、おのずと価格帯が上がります。漆恵はこの後者にあたり、価格は55万円(税込)からです。
漆恵の価格を決める2つの要素
漆恵の価格は、おもに「本体の色漆」と「蓋(フェイス)の装飾」の組み合わせで決まります。
1. 本体の色漆(6色)
本体は、黒・梨地(なしじ)・紅溜(べにだめ)・緑・青・ピンクの6色から選べます。天然漆で塗り上げるため、ピンクや緑であっても落ち着いた発色になり、仏壇として軽く見えることはありません。色によって価格が変わります。
2. 蓋(フェイス)の装飾
蓋の表面は、蒔絵・銅板・銅板を用いた金箔貼り仕様・カルトナージュ(お好みの布で仕立てる仕上げ)などから選べます。装飾の種類によって価格が異なり、たとえば銅板を用いた金箔貼り仕様は上位の価格帯になります。
価格に含まれるもの・含まれないもの
漆恵の価格は、本体だけでなく仏具一式を含んだ金額です。「あとから仏具を買い足したら高くなった」ということがないよう、はじめから必要なものが揃っています。
価格に含まれるもの
- 本漆塗りの本体(お選びいただいた色・装飾)
- ガラスの職人がつくるオリジナル仏具5種(花立・香炉・灯立・仏飯器・茶湯器)
- 砂張(さはり)のおりん
- 防炎マット
- 持ち運び用の専用布袋
価格に含まれないもの
- ご本尊、お念珠、お念珠袋、経本など
つまり、お祀りを始めるために最低限必要な仏具はセットに含まれており、信仰に関わるご本尊やお念珠などはご家庭でご用意いただく形になります。
ミニ仏壇の価格を比べるときの3つの視点
| 視点 | 確認したいこと |
|---|---|
| 素材と仕上げ | 化粧板か天然木か。塗装か本漆の手仕事か |
| 仏具込みか | 表示価格に仏具が含まれるか、別売りか |
| 受注生産か | 既製品か、色や装飾を選べる受注生産か |
価格だけを並べると「高い・安い」に目が向きがちですが、何にいくら払うのかという中身を比べることが、納得のいく仏壇選びにつながります。漆恵は完全受注生産となっております。職人が一つひとつ手作りで仕上げるため、その時間も価格に含まれています。
よくあるご質問
Q. 漆恵の値段はいくらからですか。
A. 55万円(税込)からとなっております。本体の色とフェイスの装飾の組み合わせによって価格が決まります。
Q. 表示価格に仏具は含まれますか。
A. はい。手作りのオリジナルガラスの仏具5種、砂張のおりん、防炎マット、専用布袋まで含まれています。ご本尊・お念珠・お念珠袋・経本は含まれません。
Q. なぜ同じ小さな仏壇で価格に差が出るのですか。
A. 本体の色漆と、蓋の装飾(蒔絵・銅板・銅板を用いた金箔貼り仕様・カルトナージュ)の違いによります。職人の手仕事による本漆塗りである点も価格の背景にあります。
実物をご覧になりたい方へ
漆恵は兵庫県姫路市(姫路城の近く)の店舗で実物をご覧いただけます。火曜が定休日のため、ご予約いただくとスムーズにご案内できます。遠方の方にはWeb会議でお色味をご確認いただくことも可能です。まずは資料だけ、という方にはカタログを郵送いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
