おしゃれなミニ仏壇の選び方|インテリアに馴染む本漆のデザイン

「仏壇は置きたいけれど、いかにも仏壇という見た目のものは部屋に合わない」「リビングに置いても浮かないデザインを探している」。仏壇選びで見た目を重視される方は、年々増えています。

見た目を大切にすることは、決して不真面目なことではありません。毎日目に入る場所に、心地よく置けることは、お参りを続けるための大事な条件です。この記事では、おしゃれなミニ仏壇をどう選べばよいのかを、本漆塗りのミニ仏壇「漆恵(うるしえ)」を例に、姫路で八代続く仏壇店がご説明します。

おしゃれなミニ仏壇を選ぶ3つの視点

デザインの好みは人それぞれですが、選ぶときに見るべきところは共通しています。次の3点です。

1. フェイスを閉じたときの佇まい — ふだんの姿がその仏壇の見た目になる 2. 色 — 部屋の色数を増やさずに収まるか 3. 素材の質感 — 近くで見たときに安っぽく見えないか

順にご説明します。

1. フェイスを閉じたときの佇まいで決まる

仏壇を開けているのは、手を合わせる時間だけです。一日の大半は、フェイスを閉じた状態で部屋にあります。ですから、おしゃれかどうかを決めているのは、じつは閉じたときの姿です。

漆恵は、フェイスを閉じると宝石箱のような佇まいになります。フェイスの意匠がそのまま部屋の景色になるため、仏壇と分からずに置いていただけます。「お客様がいらしたときに気を使わなくてよい」という声もいただきます。

2. 色は「部屋の色数を増やさない」ことを基準に

色選びで迷われたときは、部屋にすでにある色の中から近いものを選ぶと失敗しにくくなります。新しい色を1色足すより、家具や床の色に寄せたほうが、空間として落ち着きます。

漆恵の本体は、黒・梨地(なしじ)・紅溜(べにだめ)・緑・青・ピンクの6色からお選びいただけます。すべて天然漆で塗り上げるため、ピンクや緑であっても発色が落ち着き、仏壇として軽く見えることはありません。

もっとも人気があるのは黒です。どんな部屋にも収まりやすく、装飾の意匠が引き立ちます。実物をご覧にならずにお決めになる方も、多くはお好みの色でお選びになっています。

3. 素材の質感は近くで見たときに差が出る

写真では分かりにくく、実物では一目で分かるのが素材の質感です。プリント化粧板に量産の塗装を施したものと、職人が天然漆を塗り重ねたものとでは、光の映り込み方が違います。

漆恵は仏壇職人の手仕事で制作しています。中の仕切りには国産檜を用い、透き漆で仕上げているため、フェイスを開けたときにも上質さが感じられます。

フェイスの意匠を選ぶ

漆恵のいちばんの個性は、フェイスの意匠を選べることです。

意匠印象
蒔絵(まきえ)蒔絵師が絵柄を描き入れる。個人の想いを形にしやすい
銀板錺金具師が手作りで彫金する。落ち着いた光沢
金板銀板に金箔を押し作成。華やかで格調のある印象
カルトナージュお気に入りの生地を貼って仕上げる。布ならではの柔らかさ

意匠によって価格が異なります。組み合わせの中では、黒の本体に銀板が一番人気です。

家紋や、故人が好きだった花を蒔絵で

蒔絵は、お好みの柄でご相談いただけます。家紋を入れる、故人が好きだった花を描く、といったご要望も承ります。参考になる写真をお送りいただき、それをもとに下絵を作成してから制作に進みます。

ひとつだけご注意いただきたいのは、仕様が確定し制作を始めてからの変更は基本的にできないことです。職人が一つひとつ手作業で仕上げていくためで、迷われている場合は下絵の段階でしっかりご相談ください。

カルトナージュという選び方

カルトナージュは、お気に入りの生地をカットして貼り、美しく仕上げる方法です。「漆に布を合わせて違和感はないか」とよく聞かれますが、仕上がりは違和感なく馴染みます。布が汚れたり傷んだりした場合は、別途費用で後から張り替えることも可能です。

なお、フェイスの意匠を後から別の柄に作り替えるリニューアルは承っておりません。最初に選んだ意匠を、修理をしながら長くお使いいただく形になります。

おしゃれさとお参りのしやすさを両立させるコツ

見た目を優先しすぎて、お参りしにくい置き方になってしまうことがあります。次の点を意識すると、どちらも成り立ちます。

  • 手が届く高さに置く — 飾り棚の最上段など、高すぎる場所は避ける
  • 周りに物を置きすぎない — 余白があるほうが佇まいが際立ち、手も合わせやすい
  • 火まわりの安全を確保する — 線香やローソクを使う場合は防炎マットの上で。燃えやすいものを近くに置かない

経年変化も含めてデザインと考える

天然の素材は、時とともに表情が変わります。漆は経年で色が少しずつ透けてくることがあり、銀板は手の油分などと反応して多少黒ずんでいきます。これは不具合ではなく、本物の素材ならではの味わいです。

日常のお手入れは、シリコンクロスでやさしく乾拭きするだけで十分です。詳しくは「漆仏壇のお手入れ方法」をご覧ください。

よくあるご質問

Q. 仏壇に見えないデザインのものはありますか。A. 漆恵はフェイスを閉じると宝石箱のような佇まいになり、仏壇と分からずに置いていただけます。表面の意匠は蒔絵・銀板・金板・カルトナージュからお選びいただけます。

Q. ピンクや緑の仏壇は派手に見えませんか。A. 天然漆で塗り上げているため、落ち着いた発色に仕上がります。仏壇として軽く見えることはありません。

Q. 一番人気の組み合わせを教えてください。A. 本体が黒、フェイスが銀板の組み合わせがもっとも人気です。本体色では黒が選ばれています。

Q. 家紋や好きだった花の絵を入れられますか。A. 承ります。参考の写真をお送りいただき、下絵を作成してから制作に進みます。

Q. あとからフェイスのデザインを変えられますか。A. 別の柄へのリニューアルは承っておりません。ただしカルトナージュ(布)は、別途費用で張り替えが可能です。

Q. 実物を見ずに色を決めても大丈夫でしょうか。A. お好みの色でお決めになる方が多くいらっしゃいます。ご不安な場合は、Web会議でお色味をご確認いただくことも可能です。

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実物をご覧になりたい方へ

色や意匠は、実物をご覧いただくのが一番です。漆恵は兵庫県姫路市(姫路城の近く、姫路駅から徒歩20分)の店舗でご覧いただけます。火曜が定休日のため、ご予約いただくとスムーズにご案内できます。遠方の方にはWeb会議でお色味をご確認いただけます。まずは資料だけ、という方にはパンフレットを郵送いたします。価格は55万円(税込)からで、本体の色とフェイスの意匠の組み合わせによって決まります。